500円玉貯金や100円玉貯金など、手軽で始めやすい小銭貯金。空き容器と小銭があればすぐ始められるので、身近にやっている人も多いのでは?
しかし、2022年1月からゆうちょ銀行が小銭入金の手数料をとることになりました。せっかく貯めた小銭に手数料をとられると残念な気持ちになりますよね。
なるべく手数料をかけずに小銭を入金する方法をご紹介します。
小銭入金の手数料を無料にする方法は?
- 2021年内であればゆうちょ
- 100枚程度に小分けして入金する
2021年のうちに入金できるのであれば、ゆうちょへの入金がおすすめです。年内はゆうちょ口座への小銭の入金は手数料がかかりません。(2022年1月17日より手数料がかかります。)
大量の小銭の入金は時間がかかってしまうため、混雜する日や時間を避けるか、事前に窓口に小銭を入金したいことを伝えてからいくようにしましょう。
ゆうちょ口座を持っていない方は、1回100枚以下に分けて銀行のATMに入金する方法があります
注意点は、一度に大量に入れると詰まってしまうので、少量ずつ何度かわけて投入すること。お金以外のものが混ざっていないか確認して投入すること。の2点です。
クリップや輪ゴムなど硬貨以外のものが入っていると、機械が止まってしまい点検にかなりの時間がかかることがあるからです。
枚数を分けるときに、異物がないかよく確認して投入するようにしてくださいね。
小銭入金の手数料はいくら?
銀行別の小銭入金の手数料をご紹介します。
三菱UFJ銀行の場合
100枚まで | 無料 |
101~500枚まで | 550円 |
501枚~1000枚まで | 1100円 |
1001枚~1500枚 | 1650円 |
以降500枚毎 | +550円 |
三井住友銀行の場合
300枚まで | 無料 |
301枚~500枚まで | 550円 |
501枚~1000枚まで | 1100円 |
以降500枚毎 | +550円 |
みずほ銀行の場合
1~100枚 | 無料 |
101枚~500枚 | 550円 |
501枚~1000枚 | 1320円 |
1001枚~1500枚 | 1980円 |
以降500枚毎 | +660円 |
ゆうちょの場合
窓口の場合:2022年1月16日までは無料。
2022年1月17日以降
1~50枚 | 無料 |
51枚~100枚 | 550円 |
101枚~500枚 | 825円 |
501枚~1000枚 | 1100円 |
以降500枚毎 | +550円 |
JAの場合
組合員 | 組合員外 | |
1枚~50枚 | 無料 | 無料 |
51枚~1000枚 | 無料 | 330円 |
1001枚~2000枚 | 660円 | 660円 |
以降1000枚毎 | +330円 | +330円 |
銀行によって手数料にかなりの差がありますね!三井住友銀行は300枚まで無料なので三井住友銀行の口座を持っている人は三井住友銀行をおすすめします。
またJAは組合員は1000枚まで手数料が無料です。組合員の方はJAに入金することをおすすめします。
ATMで小銭を入金できる銀行はどこ?時間帯は?
小銭がATMで入金できるのは、主に以下のような大手の金融機関です。
- メガバンク(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)
- 都市銀行(りそな銀行)
- ゆうちょ
基本的には、銀行内に設置してある「有人」のATMで利用ができます。
駅や病院などに設置してある出張のATMでは利用できないことがほとんどですので、注意してくださいね。
ATMで小銭入金ができる銀行 | 枚数上限 | 対応時間(店舗によって違う場合があります) |
三菱東京UFJ銀行 | 100枚まで | 8:45~18:00 |
三井住友銀行 | 50枚まで | 8:45~18:00(平日のみ) |
みずほ銀行 | 100枚まで | 8:45~18:00(平日のみ) |
りそな銀行 | 100枚まで | 8:45~19:00(平日のみ) |
ゆうちょ | 100枚まで | <平日>8:45~21:00
<土日祝>9:00~17:00 |
ゆうちょの場合は土日祝もATMを利用できる場合があるんですね。
平日はお仕事でなかなか銀行に行くことができない人には嬉しいですね!
ただし、休日にATMをつまらせてしまうと大変なので、一度の投入枚数は必ず守ってくださいね。
小銭を両替するときの手数料
入金するだけじゃなく、手元にお札がほしいなあ・・・ということもありますよね!
そんなとき、小銭をお札に両替するときの手数料はいくらかかるのでしょうか?
三菱東京UFJ銀行(窓口)
枚数 | 口座を持っている場合 | 口座を持っていない場合 |
1~10枚 | 無料 | 550円 |
11枚~500枚 | 550円 | 550円 |
501枚以上 | 500枚ごとに
+550円 |
500枚ごとに
+550円 |
三菱東京UFJ銀行(両替機)
枚数 | キャッシュカードの場合 | 両替専用カードの場合 |
1~10枚 | 無料 | (1回目)無料
(2回目以降)200円 |
11枚~500枚 | 取り扱い不可 | 300円 |
501枚~1000枚 | 取り扱い不可 | 600円 |
三井住友銀行(窓口)
枚数 | 口座を持っている場合 | 口座を持っていない場合 |
1~10枚 | 220円 | 330円 |
11~500枚 | 770円 | 770円 |
501~1000枚 | 1540円 | 1540円 |
1001枚以上 | 500枚ごとに+770円 | 500枚ごとに+770円 |
三井住友銀行(両替機)
枚数 | キャッシュカードの場合 | 両替専用カードの場合 |
1~10枚 | 無料(1日1回限り) | 400円 |
11~500枚 | 取り扱い不可 | 400円 |
501~1000枚 | 取り扱い不可 | 400円 |
みずほ銀行(窓口)
枚数 | 口座を持っている場合 | 口座を持っていない場合 |
1~10枚 | 無料(1日1回限り) | 550円 |
11~500枚 | 550円 | 550円 |
501枚~1000枚 | 1320円 | 1320円 |
1001枚以上 | 500枚ごとに+660円 | 500枚ごとに+660円 |
みずほ銀行(両替機)
枚数 | キャッシュカードの場合 | 両替利用カードの場合 |
1~10枚 | 無料 | 1回目 無料
2回目以降 300円 |
11枚~500枚 | 取り扱い不可 | 400円 |
501~1000枚 | 取り扱い不可 | 800円 |
JA
枚数 | 手数料 |
1~50枚 | 無料 |
51枚~1000枚 | 330円 |
1001~2000枚 | 660円 |
2001枚以上 | 1000枚ごとに+330円 |
ゆうちょ
郵便局やゆうちょ銀行では、日本国内の硬貨や紙幣の両替は基本的には行っていません。これは両替商ではないためです。
ただし、サービスの一環として、一部のゆうちょ銀行では可能な範囲で両替を行っているそうなので、事前に両替ができるか問い合わせが必要です。
ゆうちょで両替をしたい場合は、ATMでできる範囲で行うことになります。
ATMで両替する手順は下記の通りです。
- キャッシュカードや通帳をATMへ入れる
- 「お預入れ」を選択
- 硬貨投入口に少量ずつ小銭を入れる
- 端末が金額を計算するのを待つ
- 入金する
- 入金した金額を「お引き出し」で出金する
まとめ
- 小銭入金の手数料は、2022年1月16日までならゆうちょは無料。2022年1月16日以降は手数料がかかります。
- 銀行に入金の場合は、100枚ずつ小分けにして入金すると手数料が無料!
- ATMに入金する場合は、メガバンクや都市銀行は平日の日中に入金可能!
- ゆうちょは土日祝日もATMが利用できる!
- 小銭の両替は10枚までなら無料でできる銀行が多数!
- ゆうちょの場合はATMを利用しましょう。
小銭の入金や両替は、小銭が大量であればあるほど手数料が高くなりますね。
せっかくコツコツためた小銭貯金。
手数料で貯金額が減ってしまうのはもったないですよね。
手数料がかからない範囲で、入金や両替もあわせてコツコツやっていくのがこれからの賢い小銭貯金なのかもしれませんね。
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