アウトドアや災害時の非常電源に便利だと話題になっているポータブル電源。
ポータブル電源も色々種類が有るので、どれを購入したら良いのか迷いますよね。
この記事では、今注目されているPowerArQ(パワーアーク)のポータブル電源「PowerArQ S10 Pro」と「PowerArQ S7」の違いを比較しました。
大きな違いは搭載されているバッテリー容量とAC出力です。
S10 Proはバッテリー容量が1024Whなのに対しS7は716.8Whとなっています。
また、バッテリー容量が大きい分だけS10 ProはAC出力も大きく、通常1600Wと困ることはないでしょう。
S7も通常700Wの出力なので、一般的な使用であれば問題ありませんね。
本文では、PowerArQ S10 ProとPowerArQ S7の違いを比較し、機能や特長も詳しく解説していきます。
ポータブル電源の購入を検討中の、あなたの参考になれば嬉しいです^^
PowerArQ S10 Pro▽
PowerArQ S7▽
PowerArQ S10 ProとPowerArQ S7の違いを比較【ポータブル電源】
PowerArQ S10 ProとPowerArQ S7の違いとして代表的な点は以下のとおりです。
- 違い① バッテリー容量
- 違い② AC出力
- 違い③ 出力口数
- 違い④ EPS機能
違い① バッテリー容量
ポータブル電源で気になるバッテリー容量がS10 ProとS7では約300Wh違います。
型式 | バッテリー容量 |
S10 Pro | 1024Wh |
S7 | 716.8Wh |
数値だけ見ても分かりにくいと思うので、スマートフォンの充電回数で比べると、S10 Proは約58回、S7は40回です。
30WのサーキュレーターならS10 Proが約29時間、S7は20時間の使用が可能となっています。
主にアウトドアでの使用を想定しているのであれば、S7でも十分ですね。
災害対策グッズとしても考えているのならS10 Proがオススメです。
違い② AC出力
アウトドアや災害時に家電を接続して使用することを想定しているなら、AC出力にも注目したいところです。
AC出力はつぎのとおりで、S10 Proの方が高いAC出力となっています。
型式 | AC出力(通常) |
S10 Pro | 1600Wh |
S7 | 700W |
AC出力が高い方が大量に電気を必要とする電子レンジなどを接続できますが、700Wでも一般的な家電であれば必要十分です。
違い③ 出力口数
1人で使うなら出力口数は少なくても良いですが、家族や仲間で共同使用するなら出力口数は多い方が良いです。
S7の方が出力口数が多くなっています。
型式 | 出力口数 |
S10 Pro | 10口 |
S7 | 13口 |
現在主流のUSBタイプCに対応した出力口もあるので、最新のデバイスにも充電可能です。
違い④ EPS機能
EPS機能とは停電になった場合に、自動で給電モードに切り替わることです。
S10 ProにはEPS機能があるので、停電になって急に電力供給が止まったら困るパソコンなどを接続しておけば、ゆっくりシャットダウンすることもできます。
PowerArQ S10 Pro▽
PowerArQ S7▽
PowerArQ S10 ProとPowerArQ S7に共通する機能と特長
大きな違いを紹介しましたが、ポータブル電源として必要な共通する機能や特長ももちろんあります。
- リン酸鉄リチウムイオン電池を採用
- ソーラーパネルやシガーソケットで充電
- ワイヤレス充電やLEDライトを搭載
リン酸鉄リチウムイオン電子を採用
リン酸鉄リチウムイオン電池の特長として、電池寿命が長く低温に強いことや発火や爆発しにくいといった安全面でも優秀です。
一般的なリチウムイオン電池は500~1000回の充電でバッテリー性能が低下するのに対し、リン酸鉄リチウムイオン電池は2000回以上の充電にも耐えることができます。
スマートフォンの充電がだんだん弱くなるのは、バッテリーの寿命が500回程度だからです。
ソーラーパネルやシガーソケットで充電
アウトドアや災害時には周囲に電気がないことが多いです。
空になったポータブル電源を充電しようにも周囲に電気がなければただの重たい箱ですよね。
別売りにはなりますが、ソーラーパネルを購入しておけば大災害のように数日電気が復旧しない場合でも太陽さえ出ていれば充電可能です。
また、車のシガーソケットに付属のケーブルを接続することで充電可能なので、充電方法を選べるのは良いですよね。
ワイヤレス充電やLEDライトを搭載
最近のスマートフォンやイヤホンはワイヤレス充電に対応しています。
対応している機種であれば、ポータブル電源の本体に置くだけで充電可能です。
充電ケーブルを持ち歩かなくて良い
本体背面にはLEDライトが装備されているため、停電時の非常用照明として活躍してくれます。
災害時に周囲が暗いと気分まで暗くなるので、明るくしてくれるのは助かりますよね。
スペック比較
最後にPowerArQ S10 ProとPowerArQ S7のスペックをまとめたので、参考にしてください。
型式 | S10 Pro | S7 |
バッテリー容量 | 1024Wh | 716.8Wh |
AC出力(通常) | 1600W | 700W |
出力口数 | 10口 | 13口 |
サイズ | 幅34.5×奥行23.2×高23.6cm | 幅31.4×奥行21.2×高23.0cm |
重さ | 12.5kg | 9.5kg |
カラー | コヨーテタン・オリーブドラブ | コヨーテタン・オリーブドラブ |
EPS機能 | ○ | ✕ |
PowerArQ S10 Pro▽
PowerArQ S7▽
PowerArQ S10 ProとPowerArQ S7 どっちがオススメ?
ポータブル電源PowerArQ S10 ProとPowerArQ S7 を比較してどっちがオススメなのか機能や使用目的で分けてみました。
PowerArQ S10 Proがオススメの方
PowerArQ S10 Pro は、つぎのような方にオススメです。
- アウトドアで2泊以上の連泊を考えている方
- 長期の停電時に備えておきたい方
- 電子レンジなど高出力の家電を使用したい方
- EPS機能で急な停電からパソコンを守りたい方
S10 Proは長時間の使用が可能で、特にアウトドアや災害時の非常電源として優れています。
通常1600WのAC出力を持ち、一般的な家電や電子レンジなどを接続するのに十分なパワーを提供してくれるので通常使用でも問題ありません。
停電時には自動的に給電モードに切り替わるので、デスクトップパソコンであっても、ゆっくりシャットダウンできます。
PowerArQ S10 Pro▽
PowerArQ S7がオススメの方
PowerArQ S7 は、つぎのような方にオススメです。
- 主にアウトドアで1泊程度の使用を考えている方
- 一般的な家電が接続できたら良い方
- 一度にたくさん接続したい方
- 費用対効果が高い製品を購入したい方
PowerArQ S7 は、716.8Whのバッテリー容量とS10 Proに比べ容量は小さいですが、一般的なアウトドア活動や非常時のバックアップ電源として十分なパワーはあります。
AC出力も700Wあるので、一般的な家電であれば必要十分な能力があるため困ることはないはずです。
また、複数の出力ポートを備えており、複数のデバイスを同時に接続して充電することができるので、家族や仲間が充電で困ることはありませんね。
S10 Proよりも安い価格設定であるため、頼りになるポータブル電源を手ごろな価格で求めたい方にとっては魅力的な選択肢になります。
PowerArQ S7▽
PowerArQ S10 ProとPowerArQ S7 まとめ
PowerArQ S10 ProとPowerArQ S7はどちらも優れたポータブル電源です。
バッテリー容量はS10 Proの方が約300Wh大きく、より長時間の使用が可能となっています。
S7はアウトドアや非常時のバックアップ電源としては十分ですが、長期の使用を考える場合にはS10 Proの方がオススメ。
S10 Proは高いAC出力を持っており、電子レンジなど高出力の家電を接続する際に便利です。
一般的な家電であればS7の700Wでも十分ですが、より高出力を必要とする場合にはS10 Proを選ぶと良いでしょう。
共通する機能と特長としてはつぎのとおりでした。
- リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、長寿命で安全性に優れている。
- ソーラーパネルやシガーソケットで充電できるのでアウトドアや災害時に便利。
- ワイヤレス充電やLEDライトを搭載しているのでスマートフォンのワイヤレス充電や、停電時の非常用照明としても使える。
PowerArQ S10 Pro は、つぎのような方にオススメ。
- アウトドアで2泊以上の連泊を考えている方
- 長期の停電時に備えておきたい方
- 電子レンジなど高出力の家電を使用したい方
- EPS機能で急な停電からパソコンを守りたい方
PowerArQ S7 は、つぎのような方にオススメ。
- 主にアウトドアで1泊程度の使用を考えている方
- 一般的な家電が接続できたら良い方
- 一度にたくさん接続したい方
- 費用対効果が高い製品を購入したい方
この記事がポータブル電源の購入で迷っている方の参考になれば幸いです。
PowerArQ S10 Pro▽
PowerArQ S7▽
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